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Kielten Kaiku キエルテン・カイク

ことばコトダマ、弦の響き 古典音律小型カンテレ

10/21 AR-GOD@横浜エアジン

先週末、ウドゥムルトとエストニアのミュージシャンによるエスニック・プロジェクト

「AR-GOD」のライヴを聴きに東京に行ってきました。

AR-GOD フライヤー/アルバム

ウドゥムルト、あまり聞きなれない国名かもしれませんが、ロシア連邦内にある共和国。

フィンランド語と同系統のフィン・ウゴル系の言葉が話されています。

(日本人には馴染みがないかもしれませんが、

ロシア連邦下にあっても、独自の文化や言語を継承している

少数民族が住んでいる地域や共和国が実はけっこうあります。)

エストニアは、バルト海を挟んでフィンランドの南側に位置する国で

こちらもフィン・ウゴル系の言葉が話されています。

はい、フィン・ウゴル系の言語、文化、音楽、大好物です。^ ^


AR-GODは、ウドゥムルト出身のMaria Korepanova(マリア・コレパノヴァ)と

Nikolai Anisimov(ニコライ・アニシモフ)、

エストニア出身のToivo Sõmer(トイヴォ・ソメール)の3人のグループ。

グループのさらに詳細な情報は、招聘元Real & Trueのサイトを参照


個人的には、

フィンランドの伝統楽器カンテレと類似するエストニアの伝統楽器カンネルが

このグループではどのように演奏されるのか、

また、「フィン・ウゴル語族の伝統に根ざしたポリフォニックな民族歌謡を

現代的な解釈も加えて披露」(Real & Trueのサイトより引用)という点に

着目しておりました。

(カンテレやカンネルと類似する伝統的な弦楽器にご興味ある方は

よろしければ、拙ブログカテゴリー「Kanteleen kielin / カンテレ類似楽器研究プロジェクト」の

記事もご参照ください。)


ところが、今回、ニコライさんが個人的事情で来日できず、

ステージは、マリアさんとトイヴォさんのデュオでの演奏に。
(私が聴きに行ったのは、21日夜@横浜Airegin)

いわゆる西洋音楽や教会音楽の流儀とは異なるであろう、

ウドゥムルト出身のマリアさんとニコライさんの

エスニックな?(トライヴァルな?)ポリフォニーを

なまで聴けることを特に期待していたので、

(勝手に、混声ブルガリアン・ヴォイスか?!などと妄想〜。)

ニコライさんがいらっしゃれなかったことは残念でした。

次回があるのかなぁ?!


前置きが長くなりました。

さて、会場の横浜Aireginさん、初めて訪れましたが、

オフィス大沢さんが企画されるReal & Trueシリーズのライブがよく行われている会場で、

ネットでライブ写真などを何度か見ていたので、なんだか初めての氣がしない?!


さらに、会場には、カンテレつながりの友人たちも来ていたおかげで、

開演前から、なごやかに、友人たち、マリアさん、トイヴォさんともお話もできて

くつろいだ雰囲氣の中で演奏に浸ることができました。


マリアさんの声、発声、すばらしかった〜!

す〜っと軽く歌っている感じだけれど、よ〜く響いてこちらに届いてくる感じ。

西洋音楽の発声とは違う感じ。

マリアさんのクルクル、キュキュッとした感じの、

なんだか小動物のような笑い声も印象的でした。^ ^

トイヴォさんのカンネル、トイター、マンドーラ、

フレームドラムなどとともに生み出される音楽。

響きの中に浸っていたら、どれも思わずハミングを重ねて同調してしまいたくなる感じ。

(これは、私は音楽を聴いている時はいつものことか^ ^;;; 

 この度、こっそりドローン・ハミングしていたんだけど、

 私と席が近かった方、耳障りだったならゴメンなさい。)

マリアさんが鳴らす金属製口琴のゆらぎ、倍音、リズムも、氣持ちよかったなぁ。

指穴がなく息の強さで自然倍音音階の音を鳴らす縦笛も登場。

(私にとっては、このタイプの笛は、もう珍しいものではありません。笑

ウドゥムルト語ではなんという名前なのか聞きませんでしたが

英語ではオーバートーンフルート。)

倍音、万歳!笑


トイヴォさんはいろんな楽器を操って多彩だったなぁ。

マンドーラが入るとちょっとバルカン風?!

中央アジアのカザフなどの音楽とも通じるような曲もあったり。

フィンランドの伝承歌にとてもよく似たメロディの曲もあったり。

友人とも話していたのですが、もしかすると曲によっては、

PA無しの生音で聴くとおもしろい曲もあったかも。

会場のお客さんを巻き込んで、会場のみなさんでシンプルな歌詞を繰り返し歌う中、

マリアさんがちょっとすり足みたいなステップで

踊ってくれたダンスも、楽しかったなぁ。

あと、トイヴォさんがカンネルを、ハンマーダルシマーのように

2本のハンマーを使ってトレモロっぽい感じで弾いていた

蜂の曲も印象的でした。


トイヴォさんがカンネルを元にご自分で工夫をされて

チューニングを微調整できるアジャスターを付けたり

(この取り付け方法は、なんだか特殊な感じだった。)

ブリッジ付近を工夫して、日本のお箏やスライドギターみたいな

微分音も出せるようにしたトイター(Toitar)という弦楽器は、

すご〜くよく響いて、とても興味深かったです。


ライヴは、ご本人たちが英語で楽曲や楽器に関する説明をしながら進行していましたが、

ご本人たちから頼まれると大沢さんがさっと簡潔に通訳を入れてくださり、

わかりやすいステージでした。


終演後、トイヴォさんが楽器を触っていいと言ってくださったので

カンネルとトイター触らせてくださったのもうれしかったです♪

カンネルは、11弦〜15弦の伝統的カンテレと似たような感じ。

ただ板材を組み合わせるのではなく、ひとつの木をくりぬいて作るタイプの作り方で

作られていました。

(フィンランドでもカンテレは多弦化/大型化が進む以前は、木をくりぬいて作っていました。)

with Toivo and kannel


トイターは、生音でもすごく響いて、からだに伝わって来る振動もすごかった。

鳴らしているところ、誰かに写真を撮って貰えばよかったな^ ^;;;

あと、チューニングがおもしろかった。

低音部の音階がちょっと独特で。

私は1音1音の正確な音階まで聞き取れるわけではないのですが。^ ^;;

それでも、あのような歌唱や、倍音系の口琴や笛と合わせるなら

チューニングを変えられる弦楽器側が工夫をしていると思うので、

ピッチや音程などにも興味が湧きました。

トイターの楽器の仕組みの説明は、
Real & Trueのサイト参照


カンネルもトイターも、トイヴォさんご自身で作られたものだそうです。

エストニアではカンネル製作ワークショップの参加費10ユーロくらいだそうです。

「10ユーロといえば、日本の1,000円くらいでしょ。

エストニアでワークショップに参加して自分で作ったらいいよ😊」と

おっしゃってました。


帰ってきてから、ずっとCD、聴いてます♪

The ethane-project AR-GODのアルバムの日本語での曲解説はこちら。(何曲か音源リンクあり)

原語の歌詞、楽曲解説はこちら。
https://fennougria.ee/avasta/plaadikogu/etnoprojekt-ar-god-album-ar-god-2016/

歌詞にも興味があるのだけれど、いまのところは、ウドゥムルトやエストニアの言葉にまでは

踏み込まないでおこう。^ ^;;;


関連リンク:
Office Ohsawa Real & True: カテゴリ AR-GOD


  1. 2017/10/26(木) 16:38:50|
  2. kansanmusiikki/民族音楽
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11/30 Kardemimmit札幌公演@きたこぶしホール

2016年春の初来日ツアーも大好評!

日本でも多くのファンを獲得したカルデミンミット、再来日♪


kardemimmit-front.jpg

歌とカンテレの贈り物☆フィンランド伝統楽器カンテレとコーラスの四人組

Kardemimmit カルデミンミット札幌公演

【日時】2017年11月30日(木)18:30開場 19:00開演

【会場】きたこぶしホール(六花亭札幌本店10階)
    札幌市中央区北4西6-3-3 
    JR札幌駅南口徒歩3分 アクセス
    
    お車をご利用の場合:専用駐車場はございませんので、
    最寄りの有料駐車場をご利用ください。

【チケット】前売り3,500円 当日4,000円 (全席自由) 

【チケットお取り扱い】大丸プレイガイド
    札幌市中央区南1西3、大丸藤井セントラルビル1F
    TEL:011−221−3900 
           
【メール予約】 kanteleconcert@gmail.com
「件名:11/30カルデミンミット札幌公演予約」として、
 ①お名前、②チケット枚数、③お電話番号を明記の上、
  前日29日20時までにお申し込み下さい。

【お問い合わせ】kanteleconcert@gmail.com
 
【主催】カルデミンミット札幌公演実行委員会

【共催】(株)ハーモニーフィールズ

【後援】札幌市 札幌市教育委員会 北海道フィンランド協会
     在日本フィンランド大使館 日本カンテレ友の会

札幌以降の公演予定は、ハーモニーフィールズさんのサイトをご参照ください♪

kardemimmit-back.jpg


Kardemimmit(カルデミンミット):
北欧フィンランドのフォークミュージックシーンで現在もっとも注目を集めている女性四人組のコーラス&カンテレユニット。
メンバーは、Maija Pokela(マイヤ・ポケラ)、Jutta Rahmel(ユッタ・ラーメル)、Anna Wegelius(アンナ・ヴェゲリウス)、 Leeni Wegelius(レーニ・ヴェゲリウス) の4人で、全員が歌をうたい15弦と38弦のカンテレを演奏する。
20代半ばの若さながら既に15年以上のキャリアを持ち、国内では数々の受賞歴を誇る実力派グループ。
これまでに『Viira』(2006年)、『Kaisla』(2009年)、『Autio Huvila』(2012年)、『ONNI』(2015年)の4枚のアルバムをリリース、国内外の多くのフェスティヴァルにも出演し、高い評価を受けている。
2016年春の初来日ツアーも非常に好評で日本でも多くのファンを獲得、再来日を熱望する声も多く聞かれていた。
カルデミンミットのレパートリーは、フィンランドの伝承詩などを題材にメンバー自身が作曲したモダン・フォークミュージックが中心。 ポップで現代的なアレンジ、軽やかでありながら深みを感じさせる息の合ったアンサンブル、カンテレの響きと瑞々しい歌声が織りなす絶妙なハーモニーが何よりの魅力となっている。

カルデミンミット・オフィシャルサイト:http://www.kardemimmit.fi(英語)

受賞歴:
2004年 フィンランド・カンテレ協会「カンテレ・グループ・オブ・ザ・イヤー」【選出】
2005年 フィンランド・カンテレ協会主催「ナショナル・カンテレ・グループ・コンテスト」【優勝】
2009年/2010年 フィンランド・ウーシマー地方【グループ・オブ・ザ・イヤー】 【選出】
2012年 フィンランド・フォークミュージック協会【フォーク・ミュージック・アルバム・オブ・ザ・イヤー】に3rdアルバム『Autio Huvila』が選ばれる。
また、4thアルバム『ONNI』は、日本の月刊音楽雑誌『MUSIC MAGAZINE』ベストアルバム2016<ワールドミュージック部門>に選出されている。





  1. 2017/10/18(水) 23:24:36|
  2. Kardemimmit
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11/12(日)ちょっと早いクリスマス Pikkujouluカンテレコンサート

毎年クリスマスを待つ季節の恒例、
あらひろこさんにカンテレレッスンを受けている皆さんによる
アンサンブルやソロ、歌もあり、の楽しい発表会コンサート♪
私は、歌や5弦カンテレ即興ソロで参加予定です。
入場無料。お気軽に足をお運びください♪

pikkujoulu2017.jpg

【日時】11月12日(日)12:45開場 13:00開演
【会場】フリースペース&カフェAMICA(アミカ)
    http://www.amicaspace.com
    札幌市西区琴似2条3丁目共栄ビル4F
    tel:011-631-2822
    アクセス:地下鉄東西線琴似駅2番出口徒歩2分。
         ホテルヤマチ向かい、ビルの1階は共栄市場。
【出演】札幌カンテレクラブメンバー、カンテレ愛好者のみなさん
【料金】無料(ドリンクオーダー別途)

Pikkujoulu(ぴっく ようる):
フィンランド語で、pikkuは「小さい」、jouluは「クリスマス」の意味。
フィンランドでは、クリスマスは伝統的に日本のお正月のように家族で祝うものなので、
それに先立って、11月末頃から、親しい友人や職場の仲間などで集まっては
楽しく過ごす「小さなクリスマス・パーティ」のことを Pikkujouluと言います。





  1. 2017/10/18(水) 22:20:55|
  2. kantele/カンテレ
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