Kielten Kaiku キエルテン・カイク

ことばコトダマ、弦の響き 昔ながらの小型カンテレ

フィンランド 森・妖精との対話

やっぱりこの映像と音楽が好き。

NHKスペシャル世界里山紀行 『フィンランド 森・妖精との対話

音楽:梶浦由記
カンテレ:Arja Kastinen
歌:Heikki Laitinen


抜け殻状態だった7月に、このDVDを何度も何度も観てました。
それまでは、テレビで何度も再放送される90分拡大版
「世界里山紀行フィンランド 森とともに生きる」ばかり見ていたけれど、
眠れない夜に点けたテレビで思わず見入ったオリジナル、
この「世界里山紀行フィンランド 森・妖精との対話」(49分版)こそが、
やっぱり私の原点だと思う。

梶浦由記さんによる音楽は
主張しすぎず非常に映像を引き立てていて、
特定のシーンで淡々と流れる
Arja Kastinenの小型カンテレのねいろと
Heikki Laitinenのうたは
私の中の根源的なものを揺さぶるのです。

90分拡大版、内容的にはとてもおもしろいのです。
でも、Rajatonのうたは、ちょっと濃すぎ...^^;;
(決してRajatonが嫌いなわけではないのです。
 彼らの音楽はBGMとしてではなくそのものを味わいたい。)
Arja Kastinenの小型カンテレのねいろも
Heikki Laitinenのうたも聞けるのですが、
オリジナルの「世界里山紀行フィンランド 森・妖精との対話」
のタイミングの方がやっぱりしっくり来る気がするのです。


以下、この番組のプロデューサー柴田昌平さんの[撮影エピソード]から引用。

 「この世には、目に見える存在と、目に見えない存在の両方がある。
 目には見えないけど、確実にそこにいる存在がある。そのことをどう思うか」。
 オッリさんと出会った最初の晩、唐突にそう尋ねられた。
    ~中略~
  オッリさんは、私たちを受け入れ、森のこと、精霊のことを教えてくれるようになった。
 が、撮影にあたって最も難しかったのはインタビューだった。
 オッリさんは、私たちには何でも語ってくれたが、
 カメラがまわっているとき、つまり不特定多数の人につながっているときは、
 最初けっして言葉を発しようとしなかった。
 その背景には、フィンランドの歴史があった。
 数百年来のキリスト教の布教により、神々や精霊たちは異教とされ、
 斥けられるようになってきた。
 またヨーロッパの優等生になりたいという近代主義も、
 精霊たちについて語ることを蔑む気風を生み出した。
    ~中略~
  またオッリさんは言葉をとても大切にした。
 そして言葉はどこで語られるべきかを気遣った。
 家の中で森や木について語ることは嫌がった。
 森については森の中で、木についてはその木のもとでしか語らなかった。
 サウナの精霊についても、サウナの中でしか語らなかった。
 しかも火が温まって精霊が出現したと思える状況になってからしか語らなかった。
 言霊を信じているというべきなのだろうか。
 目に見えない存在を語るとき、けっして抽象的にはならなかった。

---------- 引用、ここまで ----------


撮影エピソードの全文は、こちらで読むことができます。
http://www.asia-documentary.com/works/satoyama-finland.html


Arja Kastinen
 ホームページ:Temps Oy
 http://www.temps.fi(フィンランド語)
 http://www.temps.fi/en/(英語)
 You Tube
 http://www.youtube.com/user/arjakastinen
 My Space
 http://www.myspace.com/arjakastinen
 facebook
 https://www.facebook.com/arja.kastinen


Heikki Laitinen
 Elvis ry インタビュー(フィンランド語なので、まだすべてを理解できていないですが。^^;;)
 ”Kansanmusiikissa kaikki tekevät kaikkea” (2006年)
 http://www.elvisry.fi/artikkeli/kansanmusiikissa-kaikki-tekevat-kaikkea-heikki-laitinen-luottaa-yhdessa-tekemiseen








  1. 2013/10/23(水) 18:54:40|
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Karhun emuu

Karhun emuuとRunoja

シニッカ・ランゲランが、ノルウェーのFinnskogenフィンスコーゲンに伝わる

古いフィンランド語の詩や呪文、古謡(runolaulu)などに関する研究プロジェクトに関わった際に

出版した書籍『Karhun emuu』(2001年)も友人より拝借。


古いフィンランド語で書かれた詩には、

Timo Leisiöによるノルウェー語訳と解説がついており、

添えられた画家Tore Hansen(Finnskogen出身)の絵画やイラストに

さらなるイマジネーションが刺激されます。


以前、シニッカが来日した時には、フィンランド語も

ノルウェー語もほとんどわからなかったのだけど、

おかげさまで、この2年間でフィンランド語は

ボチボチ拾い読みできるようになり、

フィンランド語とは全然違うけど英語やドイツ語に似ている

ノルウェー語にもじょじょに親しみが増して来た。

森のフィン族に伝わるまじないや呪文のようなことばたちと

シニッカが紡ぎだしたメロディをゆっくり時間をかけて味わってみよう。


Sinikka Langelandの作品の世界観にご興味がある方は、

オフィシャルwebsiteのインタビューも、どうぞ。
http://www.sinikka.no/interview-the-sky-bore-the-earth-and-the-earth-bore-a-tree/


 "Myths are important. But they hold no power if nobody believes in them," says Sinikka Langeland.

 シニッカは語る。「伝説や神話は大切です。でも、その存在を信じる人がいなければ、何の力も持たないものになってしまうのです。」




  1. 2013/10/15(火) 18:52:42|
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10/14(月・祝)利根別の森カンテレコンサート

利根別の森カンテレコンサート

フィンランド産の木で作られたログハウスで
さまざまなカンテレの音色やうた、
フィドルなどとのアンサンブルも楽しんでいただけたらと思います。

利根別2012


【日時】2013年10月14日(月・祝)14:00~15:00
    *コンサート終了後に茶話会がございます。

【会場】利根別原生林ウォーキングセンター(利根別自然公園内)

    岩見沢市緑が丘73番地 tel.0126-32-2488

【出演】ラウルプーと森のカンテレ仲間たち

【料金】コンサート+茶話会 無料

【お問合せ】利根別の森ネットワーク
      http://www12.plala.or.jp/toneken/


利根別(とねべつ)自然公園:
http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/i/kankou/kouen/tonebetu1.htm




  1. 2013/10/10(木) 18:31:16|
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