Kielten Kaiku キエルテン・カイク

ことばコトダマ、弦の響き 昔ながらの小型カンテレ

Duo Mitrej & Ontrei 物販

ポストカード

ワークショップやコンサートの会場では、

Duo Mitrej と Ontreiの特製ポストカードを

1枚150円(封筒付き)で販売しておりました。


こちらは名刺。
名刺



ポストカードと名刺の裏のプロフィールの翻訳も担当させていただきました。

(英語→日本語) 

ポストカードを購入して、その裏にサインをしてもらう

っていうのもよかったかも♪


こちらは、Duo Mitrejの映像データが入った特製USB。2,500円

USB


CDは....

CD

左:『Hiien Hivuksista』2,500円
2003年、フィンランドで初めて発売されたヨウヒッコ音楽のアルバム。
ブックレットには英語も併記されています。
ヨウヒッコの歴史、収録曲の解説、参加アーティストが使用している
ヨウヒッコの説明なども載っています。
http://www.rootsworld.com/reviews/hiien.shtml

-- 2013.06.26追記 --
参加アーティスト
Jouni Arjava, 
Lassi Logrén, 
Piia Kleemola,
Pekko Käppi, 
Tytti Metsä, 
Rauno Nieminen, 
Outi Pulkkinen, 
Karita Rajaniemi, 
Eero Turkka
Patrick Weckman.
-- 2013.06.26追記 --


右:『Lelo』2,500円
ティモ・ヴァーナネンの参加バンドLelo ensembleのアルバム。
フィンランド周辺のフィン・ウゴル系の諸民族の
豊かな文化にインスパイヤーされて来たメンバーたちが、
古くから伝わる音楽を今に甦らせた一枚。
ブックレットは、フィンランド語/英語/もう1カ国語併記
参加アーティスト:
Gennadi Dulkin (Mordva)
Leena Joutsenlahti
Anna-Kaisa Liedes
Maija Karhinen-Ilo
Timo Väänänen
http://timo.maanite.fi/lelo-matka-suomalais-ugrilaisen-musiikin-maailmaan/

他には、ティモ・ヴァーナネンの参加バンドSuuntaのアルバム(2,000円)
http://suunta.maanite.fi

ラウノ・ニエミネンの参加バンドJouhiorkesteriのアルバム

『Nikodemus』(2,500円)も販売していました。


書籍『KIZAVIRZI』『Baltian Kantelekansat』『TAIVAS AUKI』は

札幌の各会場で売り切れました。


札幌のイベントの報告、一旦、これで終了。

ワークショップの感想や、個人レッスンの通訳の感想など、

おもしろい体験はいっぱいあったけど、

それは、また、あらためて。

明日の東京公演、楽しんできます!
http://invs.exblog.jp/i70













  1. 2013/06/22(土) 18:16:06|
  2. kantele/カンテレ
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静謐なる忘我の境地

 Duo Mitrej & Ontrei札幌公演の配布プログラムに

載せていただいた原稿を、もうひとつ、ご紹介。

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   Hiljainen haltioituminen / Quiet Enthusiasm / 静謐なる忘我の境地

 フィンランドの民族音楽学者アルマス・オットー・ヴァイサネン(1890-1969)が書き残した、カンテレ弾きのヤーッコ・クルユ(1836-1920)に関する有名なエピソードは、古いカンテレの音楽の特徴を如実に物語っている。ヤーッコ・クルユのカンテレの弾き方は、瞑想的で自分の世界に入り込むタイプのものであった。ヴァイサネンは、クルユがカンテレを弾いている時にたくさんの写真を撮っているが、クルユはまったく気が散ることはなく、いつも完全に音楽の世界に没頭していたという。

 「小屋がだんだん暗くなってきても、その老人は絶え間なくメロディを紡ぎ出し、私は何枚も写真を撮った。--- 彼はいつの間にか自分だけの静謐なる演奏の世界へ入り込んでしまっていた。曲は途切れることなく次々と変化しながら流れ続け、次第に彼のからだはテーブルにむかって前屈みになりはじめた。彼は目をつぶっていた。老人はまるで夢の中で弾いているかのようだった。」

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A.O.ヴァイサネンが、カレリアのカンテレ弾きの

演奏をこのように表現していたことは、

引用箇所は違うけれども、Arja Kastinenさんの

ホームページや著書などでも何度も目にしていて、

これこそが、私がカンテレに惹かれた理由だと感じていました。

それで、Hiljainen haltioituminen (英訳:Quiet Enthusiasm

直訳だと「静かな熱狂」)という単語は、

日本語では、なんと言えばいいのだろうと

この1年半くらいずっ~と考えていたけれど、

自分の中からは、なかなか いい訳が出て来ず。^^;;;

この度、この機会を得て、類義語辞典を参考に単語をいろいろ

試して試して、この訳にたどりつきました。

(下訳中に感想を聞かせてくれたMちゃん、ありがとう^^)

このような思い入れの強いテキストの翻訳を

やらせていただけたのも、望外の幸せ。


ちなみに、今年、発売されたばかりの1900年代初頭のカレリアの

カンテレ弾きに関する研究書『KIZAVIRZI』(フィンランド語)

Arja Kastinen, Rauno Nieminen, Anna-Liisa Tenhunen 共著)の

表紙の写真がJaakko Kulju ヤッーッコ・クルユさんです。

(この写真の撮影者は、まさにA.O.ヴァイサネン)

KIZAVIRZI


カレリアの古い伝統的なカンテレの弾き方というのは、

短いフレーズを場合に寄ってはリズムもテンポも変えながら、

即興的にどんどんアレンジして何度もくり返して弾くものなので、

どうやって楽譜に表記するのかと思いましたが

こんな感じで載ってます。

これを採譜したArjaさん、すごいなぁ。

KIZAVIRZI


こちらの本の出版により、カレリアの古い伝統的なカンテレ音楽への

理解が今後さらに深まるのではないでしょうか。











  1. 2013/06/22(土) 11:51:50|
  2. kantele/カンテレ
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Duo Mitrej & Ontrei札幌公演 配布プログラム

Duo Mitrej & Ontrei札幌公演で配布したプログラムの

テキスト翻訳担当させていただきました。(基本的には英語→日本語)


各演目のタイトルは、フィンランド語/英語/日本語の3つを併記。

また、パイヴィさんがフィンランド語で語りを入れる演目が

3つあったので、語りの内容の要約を英語から日本語に訳したものを掲載。


そのひとつ、「Toinen maailma / Connection to the Other World/ 来世とのつながり」

の日本語訳にインスピレーションをうけて、

Nちゃんは、↑このデザインを思いついたそうです。^^

自分で木立を見上げて撮った写真を加工、

文章を入れてレイアウトして印刷。

黒地に浮かぶ銀の小舟は、消しゴムではんこを作って

一枚ずつ手押し。

手をかけて氣持ちをこめて創造的な仕事をする

Nちゃんと一緒に配布用プログラム作りができたことは

とても幸せなことでした。


終演後、プログラムに3人のサインをもらって帰った方が

いたな~。ずっととっておいてもらえるかなぁ。

プログラム表紙 配布プログラム表紙

プログラム裏表紙 配布プログラム裏表紙

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• Toinen maailma /Connection to the Other World / 来世とのつながり

リトアニアの民族音楽学者ロムアルダス・アパナヴィチュス(1947-)の研究によると、ナルヴァ文明*では、人が亡くなると、木をくりぬいて作った舟型の入れ物に乗せ、海や川に流して死後の世界へと見送ったとされている。遺された親族は、亡くなった人とのつながりを保ち続けるため、小さな舟の形の形見を刻んで作ったとされる。後に、そのような形見に弦が張られて楽器になったとされる。おそらくカンテレはこのようにして誕生し、持ち主と来世を音楽によってつなぎつづけている。

*ナルヴァ文明(およそB.C.5300年~1750年):新石器時代のヨーロッパの考古学的文明。現在のエストニア、ラトヴィア、リトアニア、カリニングラード・オブラスト(元の東プロシア)、およびポーランドやロシアに隣接する一部の地域に分布。中石器時代のクンダ文明の後に、ナルヴァ文明は興り、青銅器時代が始まるまで続いた。社会の形態は狩猟採集社会。文明の呼称は、エストニアのナルヴァ川に由来する。

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ちなみにリトアニアの民族音楽学者

ロムアルダス・アパナヴィチュスさんは、こんな人。

ロムアルダス

ティモ・ヴァーナネンが、近年取り組んでいる

Kanteleen Kielin プロジェクト(kindred of kantele)の成果物として

今年、出版されたCD付き書籍『Baltian Kantele kansat』に載ってます。

(フィンランド語)


Kanteleen Kielin プロジェクトの英語版のOverviewは、こちら。
http://kanteleenkielin.maanite.fi/2013/03/31/kindred-of-kantele-overview-in-english/


ロムアルダス・アパナヴィチュスさんのホームページはこちら。
http://kankles.mch.mii.lt





  1. 2013/06/21(金) 11:47:58|
  2. kantele/カンテレ
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Duo Mitrej & Ontrei 札幌公演終了

Kiitos paljon, Päivi, Timo, Rauno !

Duo Mitrej & Ontrei 札幌公演、終了しました。


オープニングアクトは、先日、フィンランドツアーを

終えたばかりのRauma♪

(カンテレ あらひろこ、馬頭琴・のどうた 嵯峨治彦)


パイヴィ、ティモ、ラウノの

3人のパフォーマンスは、事前に行われた

ワークショップなどの中でも、一部、観ていましたが、

コンカリーニョでPAと照明が入ったステージ、すごかった。


時代の変遷とともにだんだんと失われてしまい、

フィンランドの東はずれのカレリアなどに

ひっそりと残っていた古い古い伝統的な音楽のスタイルに

コミットしつづけ、それらを継承し、甦らせ、

今に昇華したティモとラウノの演奏と、

響きあうパイヴィのしなやかで毅然とした動き、

生き生きとしたフィンランド語の語りが織りなす世界。

瞑想的であるけれど、しっかり大地とつながったまま

聴く人、観る人を自分だけの旅へと誘う世界。

彼らの一連のイベントを通して、私の中には、

「解き放つ」というキーワードが浮かんでいました。


なぜ、私がカンテレと出逢って、今生を生きているのか

ひとつの答えを彼らが示してくれた氣がします。


お越しいただいたみなさま、ありがとうございます!

自分の言葉で一生懸命語ってお誘いした方々が、

何人も来てくださったこともうれしくて。

イベントの企画運営というのは、ほんとうにたくさんの方々の

想いがつながれて、つながれて、

できあがっていくのだということも

あらためてよくわかりました。

あらさん、多忙な中での企画立ち上げ運営、お疲れさまです。

準備期間の短い中、関わってくださった、たくさんの方々も

お疲れさまでした。

エールを送りつづけてくださった方々、ありがとうございます!

今回のイベントが実現できたのは、そんな多くの方々の

お陰だと思います。

ほんとうにほんとうにありがとうございました!






  1. 2013/06/21(金) 11:46:48|
  2. kantele/カンテレ
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ティモ・ヴァーナネン

Duo Mitrej & Ontrei、明日、札幌入り!
コンサートは、18日(火)19:00開演、
JR琴似駅直結のコンカリーニョにて!
今回の来日イベントのキーパーソンである
ティモ・ヴァーナネンをご紹介。
ティモ・ヴァーナネン:
昨年、カンテレキャンプin 北海道の講師として来日。

小型カンテレからコンサートカンテレ、エレクトリックカンテレまで
あらゆるサイズ、タイプのカンテレを操り、
フィンランドの伝統色の濃い民族音楽から、オリジナル曲、
即興的なコラボレーションまでジャンルを超えて弾きこなし、
その確かなテクニックと豊かな弦の音色で聴く人を魅了する。
2008年、シベリウス音楽院においてカンテレの歴史に関するテーマの
博士論文を提出。
近年、ティモが演奏に使用しているノヴゴロド・ライアーとは、
中世までノヴゴロド公国として存在したノヴゴロド
(ロシア最古の都市)において発掘された楽器のパーツや
考古学的資料を元に再現して作られ楽器である。
Mitrej Novgorod Lyre


http://timo.maanite.fi/

http://timo.maanite.fi/category/english/

また、ティモ・ヴァーナネンは、フィンランド国内のみならず、
カンテレとルーツを同じくすると思われる弦鳴楽器が伝わる、
フィンランドに隣接するロシア北西部の諸地域、
バルト海沿岸諸国およびその周辺の国々を訪れ
フィールドワークを続けている。
現地の演奏家や楽器製作者を訪ねインタビューや演奏を記録、
また伝統楽器製作者の協力を得て、博物館などに残されている
記録や楽器も精査し非常に古い時代の楽器の復元なども試みており、
そのようにして製作された楽器を実際に演奏にも使用している。
これらの研究成果は4冊の本にまとめられる予定。
まず第一弾として、書籍と音源
『Baltian kantelekansat』(Kindred of Kantele of Baltic peoples) が
2013年にフィンランドで出版された。
音源は、こちらのサイトのリンクからダウンロード購入できる。(iTunes)

http://kanteleenkielin.maanite.fi/

(一番右下にiTunes Japanがあります。)



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Situation Waltz(シチュエーションワルツ)



  ~古代の響きが今に共鳴する

      舞踏と音楽のユニゾン~



Duo Mitrej & Ontrei

 Päivi Järvinen 舞踏

 Timo Väänänen  カンテレ、ノヴゴロド・ライアーほか

 Rauno Nieminen カンテレ、ヨウヒッコ、管楽器、打楽器ほか



【日時】2013年6月18日(火)18:30開場、19:00開演

【会場】生活支援型文化施設コンカリーニョ

    (札幌市西区八軒1条西1、JRことに駅直結)

【料金】前売3000円、当日3500円

    
ローソンチケット:Lコード15483

    kantele.camp@gmail.com 宛、メールでご予約 




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彼らのパフォーマンスをぜひ、生で体験してみてください!!




タグ:Ontrei Mitrej kantele
  1. 2013/06/11(火) 11:45:01|
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