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Kielten Kaiku キエルテン・カイク

ことばコトダマ、弦の響き 古典音律小型カンテレ

ヴァーチャル・カウスティネン 2021

今年で第54回目を迎える、

フィンランド最大のフォークミュージックの祭典

カウスティネン・フォークミュージック・フェスティバル

7月12日(月)午前10時(日本時間16時)〜18日(日)まで、

現地とオンラインのハイブリッド開催!


オンライン・イベント(有料・無料多数!)は

ヴァーチャル・カウスティネン特設サイト

https://virtuaali.kaustinen.net)で視聴
できます。

メニューの国旗マーク🇫🇮🇬🇧🇸🇪から言語選択できますが、

3ヶ国語対応は「メニュー」と「見出し」のみ。

本文はほとんどフィンランド語。



VirtuaaliKaustinen/en/水曜現在

(この画像は英語のメインページ:https://virtuaali.kaustinen.net/en/




画面最上部の「メニュー」への直接リンク
スマホ、タブレットは右上の🏠のマークから(英語ページへ)


Aikataulu / Timetable タイムスケジュール
 フィンランド時間 + 6時間 = 日本時間
 緑色:無料プログラム(Maksuton)
 黄色:有料プログラム:オンラインのみで視聴可能。
 赤色:有料プログラム:オンラインと現地で視聴可能。
 灰色:すでに終了したコンサート
 青色:国外アーティストプログラム
  

◎Festivaalialue / Festival area フェスティヴァル・エリア
 >Nyt katsottavissa / Available right now
  現在、視聴できるプログラム一覧(有料/無料)


 Koko viikon katsottavissa / Available all week
  フェス期間中、いつでも視聴できるプログラム一覧(有料/無料)


 Kansainvälinen Kaustinen / International programme
  国外アーティスト・プログラム一覧(有料)

  ネパール、スコットランド、ウズベキスタン、イタリア、デンマーク

◎Pelimanniohjelma / Open stage ペリマンニ・プログラム
 伝統音楽/フォークミュージックの演奏家・愛好家の演奏


 Kaustislainen alotus
  カウスティネン開会コンサート
(無料)


 Pelimanniohjelma / Open stage
  伝統音楽/フォークミュージックの演奏家・愛好家から寄せられた
  演奏やダンスの動画の視聴ページ
(無料)

  『Esiintyjät A-Ö(出演者アルファベット順) + 』をクリックでその日の出演者名表示。
  Maanantai 12(月) / Tiistai 13(火) / Keskiviikko 14(水) /
  Torstai 15(木) / Perjantai 16(金) / Lauantai 17(土)

  その日にアップされたペリマンニ動画の視聴時間は24時間。
  (日本時間16時に更新。翌日16時まで視聴可能。)
  最終日、日本時間18(日)16時〜19(月)朝5時59分は、
  すべてのペリマンニ動画を視聴可能。



 Pelimannin penkki ペリマンニ・ベンチ(無料)
  フィンランド伝統音楽セッションタイム。
   
  (Zoomでセッション. 13日、15日、17日の日本時間深夜。
   関心ある方はリンク先でご確認ください。)

Lasten Kaustinen / Kaustinen for kids
 子ども向けカウスティネン
 フェス期間中、いつでも視聴可。
(無料)


Maakuntateema / Province theme 今年のテーマ地域(無料)
 Kymenlaakso地域の紹介、ダンスや伝統音楽の演奏ビデオ(40分弱)


Työpajat / Workshops ワークショップ
 伝統音楽のミュージシャンによる演奏ワークショップの動画
 フェス期間中、いつでも視聴可。
(無料)


◎Oheisohjelma サイドプログラム
 >Radio Kaustinen ラジオ・カウスティネン(24時間配信、無料)
  
  カウスティネン民俗音楽研究所 Kansanmusiikki-instituutti制作の
  オンライン・ラジオ。
  フェス期間中、カウスティネン民俗音楽研究所制作の
  CDやアーカイブ音源などを24時間配信。 
  特別テーマ:「ルノラウルrunolaulu」
  ・13(火)〜17(土)日本時間20時から1時間ごとにタイト・ホッフレンが
   ルノラウル・スタイルで今日のニュースを配信。
  ・日本時間15時と17時にはルノラウルの専門家のインタビュー配信。


 Soiva luento / Music lecture レクチャーコンサート(無料)
  終了したレクチャーコンサートやウェブセミナーの視聴。

Kino Kaustinen / Cinema Kaustinen 映画上映(有料)
 >映画『"Eatnameamet - Hiljainen taistelumme"』

  ( 『静かな闘争』2021年、Suvi Westin監督、74分)
  自身の出自がサーミであるSuvi Westin監督による
  フィンランドにおけるサーミ文化、サーミ人政策をテーマとした映画。

Lippuluukku チケット売り場

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Ostoskori 買い物かご

Checkout 支払い手続き



------------------------------

有料プログラム()の視聴方法。

画面最上部のメニュー(スマホ、タブレットは右上の🏠のマーク)から

「LIPPULUUKU チケット売り場」

視聴権(Katseluoikeudet)を購入。

・PÄIVÄLIPPU 24時間 視聴権(購入時刻から24時間有効):10ユーロ

・VIIKKOLIPPU1週間 視聴権(7/18まで有効):50ユーロ
 (日本時間19(月)朝5時59分まで有効

支払い方法は、現在、フィンランドの銀行決済のみ。
 クレジットカード決済、準備中だそうです。



OMA TILI マイ・アカウント / OMA SIVUマイページ」で

メールアドレスを入力してアカウント作成、登録(Register)。

SISÄÄNKÄYNNI ログイン」で

ユーザーネーム、パスワードを入力して「LOGIN ログイン」。





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  1. 2021/07/07(水) 17:00:40|
  2. kansanmusiikki/民族音楽
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ルノラウルとカンテレのサマーキャンプ2021

去る6月16日(水)〜20日(日)、フィンランド東部、

北カレリア県のイロマンツィで

「ルノラウルとカンテレのサマーキャンプ2021
(Runoin kanteleleiri 2021)」

が開催されました。

レッスン詳細。
英語:https://www.temps.fi/en/2021/05/24/runois-kantele-camp-streams-june-16-20-2021/
フィンランド語:https://www.temps.fi/2021/05/24/runoin-kanteleleirin-striimit-16-20-6-2021/

ルノラウル(runolaulu):バルト・フィン諸語を話す人々が伝統的に口承で受け継いできた韻律民俗歌謡。



このサマーキャンプは、

1971年に始まった「イロマンツィ・カンテレ・キャンプ Ilomantsi kanteleleiri 」が

途切れることなく毎年開催されていれば、

今年が第50回目にあたる年であることを記念し

アルヤ・カスティネン(音楽学博士)が中心となり、

ルノラウル文化やカレリア文化の保存継承が行われている

イロマンツィでの開催を企画したものでした。



アルヤ・カスティネンは、

イロマンツィ・カンテレ・キャンプ Ilomantsi kanteleleiri

初回からの参加者で、カンテレに魅了され、

毎年、続けて参加するうちに教える側となり、

さらに研究者にもなり、

カンテレとともに人生を歩んできた人です。

ルノラウルの指導は、

同じくイロマンツィ・カンテレ・キャンプの参加経験もあり

イロマンツィ在住のリーサ・マトヴェイネン(音楽学修士)です。



5日間のレッスンの内容は、

イロマンツィゆかりのルノラウルの歌い手、

シマナ・シッソネンマテリ・クイヴァラタル

ルノ(詩)を題材に、

ルノラウルの歌い語りの文化の中で生まれ育まれた

古来からの伝統的なカンテレの演奏方法と

ルノラウルの歌い方を学ぶものでした。


フィンランドの音楽文化が17世紀から19世紀にかけて

大きく変容したために、

特にフィンランドの南西部の地域

(=特に知識階級の多くはスウェーデン語を話していた)では

古来のルノラウルの歌唱文化は廃れ、

カンテレは大型化が進み演奏される音楽も演奏方法も変容し、

古来のルノラウルと共にあったカンテレ文化は

フィンランドの東部やロシアにまたがるカレリアなどの

一部の地に残されるのみとなりました。


また、アルヤ・カスティネンは

フィンランド文学協会(SKS)に残されている

膨大な量のカンテレの古い音源資料の研究も

長年かけて行ってきました。



「ルノラウルとカンテレのサマーキャンプ2021」の

9コマのレッスンは現地参加と配信視聴の

ハイブリッド方式で行われました。

レッスンの動画が残されており、

アルヤ・カスティネンのウェブショップから

1レッスン、20ユーロで購入視聴できます。

(レッスンは英語やフィンランド語。)


また、9コマのレッスンの他にキャンプ中に行われた

以下のイベントやコンサートは無料で

Runoin Kanteleleiri 2021のyou tubeチャンネル

ご覧いただけます。

6月16日「シマナ・シッソネンの夕べ
(フィンランド語のみ。「シッソラ」についての日本語の解説はこちらを参照。)
・ライモ・シッソネンによる「シッソラ」の紹介。
・最後にリーサ・マトヴェイネンによるルノラウルの歌唱も。


6月17日「コンサート@シッソラのコテージ」(このコンサートのみ7月2日までの限定公開
(フィンランド語のみ。「シッソラ」についての日本語の解説はこちらを参照。)
・アルヤ・カスティネンが博物館収蔵の伝統的カンテレを元に複製された楽器を使って即興演奏。
・デュオ リーサ・マトヴェイネン&テッル・トゥルッカが
 イロ・シッソタルやマテリ・クイヴァラタルのルノ(詩)をモダンアレンジで歌う。
・会場:シッソラのコテージ


6月18日「マテリ・クイヴァラタルの神秘的な夕べ パート1
(フィンランド語のみ。マテリ・クイヴァラタルについて日本語の解説はこちらを参照。)
・リーサ・マトヴェイネンが「パルッペインヴァーラのルノラウルの歌い手村」で
 マテリ・クイヴァラタルの展示を紹介後、
 マテリ・クイヴァラタルのルノラウルなどを歌う。


6月18日「マテリ・クイヴァラタルの神秘的な夕べ パート2
(フィンランド語のみ)
・民俗学の専門家テンカ・イッサカイネンがまじないの伝統(loitsuperinne)について語る。
・紹介された書籍「Tavallista taikuutta


6月20日「ルノラウルとカンテレのサマーキャンプ2021参加者によるファイナル・コンサート」(公開終了
(フィンランド語のみ)
・シマナ・シッソネンとマテリ・クイヴァラタルのルノ(詩)を歌とカンテレ演奏で。
・参加者自身のオリジナル演奏も。
・会場:パルッペインヴァーラのルノラウルの歌い手村のコテージ




最後に、アルヤ・カスティネンによる報告記事も、ぜひ!

「オゴイの歌の中にすべてがあった」

フィンランド語:2021年6月28日「Ogoin laulussa oli kaikki

英語:2021年6月29日「Ogoi’s Song Had It All



その他参考資料リンク:

書籍『Kantele』(Blomster, Risto編; Jalkanen, Pekka; Laitinen, Heikki; Tenhunen, Anna-Liisa共著 、SKSフィンランド文学協会、2010年)

書籍『Suomen musiikin historia. Kansanmusiikki』(フィンランドの音楽の歴史-民族音楽篇)(Asplund, Anneli, ; Hoppu, Petri, : Laitinen, Heikki, ; Leisiö, Timo, ; Saha, Hannu, ; Westerholm, Simo共著、WSOY, 2006年)

データベース、SKVR(フィンランドの人々の古代の詩):Suomen Kansan Vanhat Runot

データベース、フィンランドの人々の楽曲、電子版:Suomen kansan eSävelmät

これらの書籍やデータベースの使用方法は、レッスンの中で紹介されています。


  1. 2021/07/01(木) 18:27:53|
  2. kansanmusiikki/民族音楽
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2021カウスティネン・フォークミュージックフェスティバル: プログラム発表

元記事(2021年6月15日)
フィン語:https://kaustinen.net/yli-20-konsertin-sarja-kaustisella-lisaksi-laaja-virtuaalikaustinen/
英語:https://kaustinen.net/en/yli-20-konsertin-sarja-kaustisella-lisaksi-laaja-virtuaalikaustinen/

現地開催コンサート20以上、
広範なヴァーチャル・イベント多数


この夏、コロナパンデミックのため通常のフェス開催は不可能ですが、
カウスティネンでは現地でフォークミュージックの演奏が行われます。
主催のプロ・カウスティネン協会(Pro Kaustinen ry)は、
ヴァーチャル・カウスティネンに加えて、
7月12日(月)〜18日(日)の間、20以上のコンサートの現地開催を決定しました。
合計10回のアリーナ・コンサートが約束されており、
そのうち6回はオンラインでストリーミング配信されます。

「観客席は必要な安全距離に応じて作られており、
飲食やアルコールの提供は行われません。
現在の状況に照らして、アリーナの観客数は
1つのコンサートで約500人になる可能性があります。」
とValtteri Valo事務局長は言います。

追加決定した出演者:
Ismo Alanko、JPP、Anne-Mari Kivimäki、Palomylly、ダンサーTimo Saari、
Anne Mattila、Tallari、Tanssiteatteri Tsuumi

すでに発表済みの出演者:
Vesala-Järvelä-Rahmel、Frigg、Oona、Piirainen Blom Company、
Kaustinen HousebandソリストのMariska、
Maria Kalaniemi & EeroGrundström(バンドオブザイヤー)

その他の観客を入れたコンサートは、カウスティネン・ホールで行われます。
コンサートの多くはリモートで見ることができます。
さらに、フィンランド各地で事前に収録されたコンサートも予定されています。
国外のアーティストのプログラムは、ヴァーチャル・カウスティネンで視聴できます。

[写真キャプション:作曲家ミュージシャン・デュオ、Johanna Juhola & Timo Alakotila
初日のアリーナのイブニング・コンサートに出演。写真:Jimmy Träskelin, Marko Mäkinen]

現地開催コンサート タイムテーブル

ヴァーチャル・カウスティネン タイムテーブル

自宅視聴者のフェスティバルのリズム

フェス期間は7月12日(月)10時(日本時間16時)に
ヴァーチャル・カウスティネン特設サイトがオープンし始まります。
自宅視聴者は、オンライン・コンサートの24時間または1週間の視聴権を購入できます。
オープニング・コンサートは17時(日本時間23時)にカウスティネン・ホールから配信され、
限られた数の観客が入場可能です。

有料プログラムに加えて、
ヴァーチャル・カウスティネンには広範な無料プログラムがあります。
ペリマンニ(伝統音楽演奏家/愛好家)プログラムでは、毎日午前10時から24時間、
その日の新しいペリマンニ動画が視聴できます。
ペリマンニ動画は7月10日まで受付中です。
プログラムディレクターのAnne-Mari Hakamäkiによれば、
今年は自宅視聴者は、フェス期間中、うまくリズムに乗れるでしょう。
「特に昨年との違いは、その日のペリマンニ動画は
午前10時から翌朝10時(日本時間16時から翌日16時)までの24時間しか視聴できないことです。
ただし、7月18日(日)だけは、ペリマンニ動画を同時にすべて視聴できます。」
とHakamäki氏は言います。

ペリマンニ・プログラムの動画については、
フェスのYouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/KaustinenFMF)で、
公開順にいつでも視聴可能で、フェス期間終了後も視聴可能です。

[写真キャプション:イスモ・アランコ、14日(水)のアリーナのイブニング・コンサートに出演。
写真:Miikka Pirinen]

さらに、通常のフェスでの交流?(puskasoitto)で会うように、
知人や見知らぬ人と一緒に演奏するために集まることができる
ネットワーク内のオープンな待ち合わせ場所があります。

公開プログラムでは、たとえば、音楽的講義 (soivia luentoja)や
Radio Kaustinenによる放送も提供されます。

この数年行われていなかった?
グレイト・ペリマンニ・ジャムセッション(Suuri yhteissoitto)は
土曜日の午後2時(日本時間20時)に行われます。
ジャムセッションは、カウスティネン、サタクンタ、サヴォの
ペリマンニのグループが主導します。


(現地参加の)チケット販売、6月15日より

このように、カウスティネン・フォークミュージック・フェスは
ハイブリッドで行われることとなり、
ケスキポホヤンマー・アリーナとカウスティネン・ホールで
合計22回のコンサートが開催されます。
コンサートごとに別々のチケットが販売され、観客の数が限られているため、
迅速に動いたほうがよいでしょう。
一部のコンサートはヴァーチャル・カウスティネン特設サイトで配信されます。

Kaustinen.netには、フェス期間中のプログラムとチケット販売、
すべての最新情報やニュースも掲載されています。

ヴァーチャル・カウスティネン特設サイトVirtual.kaustinen.netは、
7月12日(月)の午前10時(日本時間16時)にオープンします。







  1. 2021/06/16(水) 14:17:43|
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シマナ・シッソネン(Simana Sissonen)とシッソラ(Sissola)

シッソネン親族協会(Sissosten sukuseura Ry)Webサイトの英語ページより:
http://www.sissoset.net/fi/in-english/

シマナ・シッソネンとシッソラ

シマナ・シッソネン(1786-1848)は、フィンランド・カレリアの
最も重要なルノラウルの歌い手(runolaulaja)と見なされています。
彼は100近くの長い詩を暗記していたと言われています。
詩は叙事詩、呪文、結婚式の賛美歌などでした。

シマナは、予見者、治療者、熟練した建築家、大工、ハンター、そして漁師であったと言われています。
彼は、建物、農具、食器、家具など、荒地に住むために必要なすべてのものを自分の手で作りました。
力のある予見者として、彼は同じ地域の他の男性よりも多くの獲物を狩ったり釣ることができました。

シマナは彼を記念して建立されたココニエミ墓地のグロブ(正教会の埋葬記念碑/慰霊碑)に埋葬されています。

Sissola シッソラ」とは、イロマンツィのメクリヤルヴィ湖のほとりにある
シマナ・シッソネンが住んでいた敷地のことです。
フィンランドで唯一、元の場所に現存するルノラウルの歌い手の住居跡地です。
シッソラには2つの住宅があります。
ひとつは「シマナのコテージ Simanan pirtti」で、
もうひとつは彼の兄弟である「イーヴァナのコテージ Iivanan pirtti」です。
敷地内には、牛舎、小屋、薪小屋、スモークサウナ、井戸もあります。
古い文化的景観から19世紀の特有の雰囲気を体験することができるでしょう。

19世紀初頭に建てられた「シマナのコテージ」には、
メクリヤルヴィ村とシッソネン家のルノラウルに関連する遺産を紹介する
小さな展示が行われている部屋があります。
イーヴァナのコテージ」には、この家のオリジナルの家具が備え付けられており、
とても雰囲気があります。

「シッソラ」はフィンランドのkalevala文化や昔と今のカレリアの伝統の広報はもちろん、
イベント、展示会、コンサート、セミナー、教育イベントの開催などにも最適な場所です。
「シッソラ」は、教育目的、会議、イベントなどのために借りることができます。
「シッソラ」は予約制で営業しています。
ご予約はイルマ・ヴァイサネン Irma Väisänenへ。
電話: +358(0)45 261 6601、
メール:irmavaisanen09(a)gmail.com。

シッソネン親族協会(Sissosten sukuseura Ry)は「シッソラ」を所有および維持しています。
シッソネン家のすべての親族はシッソネン親族協会に加入できます。

「シッソラ貢献協会 Sissolan Kannatusyhdistys / Contributional Society」は、
「シッソラ」のメンテナンスをサポートし建物を修理しイベントや募金活動を企画しています。
「シッソラ貢献協会」のメンバーは、協会の活動を支援する個人、協会、またはその他の団体です。
「シッソラ貢献協会」は2017年に「シッソラ」の小屋の屋根を修理しました。

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シッソネン親族協会(Sissosten sukuseura Ry)のフィンランド語のページには、
写真とともにさらに詳しい解説が掲載されています。
http://www.sissoset.net/fi/





  1. 2021/05/10(月) 13:18:27|
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マテリ・クイヴァラタル Mateli Kuivalatar

フィンランド文学協会ウェブサイト人物紹介ページより。

マテリ・クイヴァラタル Mateli Kuivalatar
(クイヴァライネン家のマテリ)
(1771-1846)

runolaulaja ルノラウル(口承民俗歌謡)の歌い手

マテリ・クイヴァラタルは『カンテレタル(Kanteletar)』の抒情的な詩の
最もよく知られた担い手である。
彼女の詩は作品の成立に本質的に影響を与えており、
エリアス・リョンルートは序文でマテリ・クイヴァラタルの名前のみを挙げ、
歌い手自身が若い頃に作った詩であると言及している。
このことから、マテリ・クイヴァラタルは詩の作者でもあったと見られる。


クイヴァライネンの一族は1600年代にサヴォからイロマンツィにやって来た。
マテリの祖父アンティ・クイヴァライネンは、1744年にフフス村のシータルの家に定住し、
そこでマテリ・クイヴァラタルは生まれ、たくさんの姉妹の中で育った。
22歳でピエタリ・イコネンと結婚後、彼女は家族とあちこちに移り住んだ。
暮らしは貧しかった。マテリの母親は物乞いになり、
5人の子供は小さくして亡くなり、末娘はてんかんを発症した。
1820年、マテリとピエタリはコイテレ近くのフフスのコンティオヴァーラで
自分たちの小作地を手に入れた。
エリアス・リョンルートが1838年の秋にそこを訪れたとき、
マテリはすでに未亡人であった。
彼女は2日間、リョンルートに(詩を)歌い聞かせた。
彼女の詩は本質的に『カンテレタル』(1840)の形成に影響を与えた。
作品の序文でリョンルートはマテリ・クイヴァラタルの名前のみを挙げている。
1846年の夏、アウグスト・アールクヴィストAugust Ahlqvistは、
マテリが病気で歌えなかったため、口述で詩を書き留めた。

マテリ・クイヴァラタルの詩は、サヴォ・カレリアのカレリア人の伝統をよく表している。
同時代の正教会のカレリア人の歌手とは異なり、
ルター派のマテリは読むことができ、彼女は力強く賛美歌を歌ったことでも知られている。
後に、彼女はヘビにも従われた賢人(tietäjä)としても記憶されていた。
彼女の孫である宣教師のピエタリ・クルヴィネン Pietari Kurvinen
「祖母ämmö」が呪文(loitsu)を読むと聞いている人から
「全身と魂を貫く電気のようなもの」が通った、と語っている。
ピエタリ・クルヴィネンの孫であるトイヴォ・カルキ Toivo Kärki(著名な歌手)は、
おそらく何らかの歌の才能を先祖から継承したのであろう。

リョンルートとアールクヴィストが詩に歌い手の名前を明記することはめったになく、
マテリが実際に歌った詩について完全な確実性はない。
リョンルートの原稿ノートUbに含まれている94篇の詩は、
おそらくマテリによって歌われたものである。
詩の冒頭には一連の呪文(loitsu)があり、
明らかにマテリの賢人(tietäjä)としての能力が表れている。
詩の大部分は叙情詩であり、
マテリは叙情詩の歌い手として語彙が乏しかったことに基づき、
表現力は弱かった。
マルッティ・ハーヴィオ Martti Haavioは彼女の歌を日本の短歌と比較して
「野薔薇の詩 metsäruusun runous」と呼んでいる。
一方で、マテリの詩には、血まみれ、ユーモア、
そして身の回りのことへの現実的な言及が見られる。
以下の詩は、まさにこのような地域的な特徴からマテリ自身の詩作と思われる:
Jääpi vain tytöstä tästä,
jääpi sulhaset surulle,
nuorta miestä miel'alalle:
Koiteren koriat sulhot,
Tokrajärven tolloturvat,
Lylyvaaran lylleröiset,
Kirvesvaaran kiltit miehet,
Sonkajan soriat sulhot.


追加参考資料:
Wikipedia「Mateli Kuivaratar」(フィンランド語)












  1. 2021/05/08(土) 14:14:41|
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